PMSとリア充
私のwillパワーはメチャメチャ弱い。
人は意識していないと7秒後には、忘れる生き物なのだそうだが、私は3秒と持たないのである。
は?鳩か?いや、鳩に失礼か?と言うくらい、目に留まったことに気を取られ、何をしようと思っていたのかをすっかり忘れ、物事が全然前に進まないのだ。
このようにして家のあちこちに、ヘンデルとグレーテル状態で、目的半ばにして忘れ去られた物が散らばっている。
そしてその痕跡を見つける度に、何事も無かったかのように静かに片付け、あ?何か?という雰囲気を醸し出し、私は忘れたわけではないアピールをする。
一人のくせに。
レストランのトイレに財布
トイレの前の棚にポストイット
食器乾燥籠の前に歯間ブラシ
歯ブラシ立てに洗顔ソープ(形が似てるや〜ん!もちろん洗顔ソープで歯磨きしたさ)
かく言う今も、履歴書を書くはずが、知り合いのリア充をお知らせするSNSの近況アップに気を取られ、こうしてブログを書いている次第である。
何はともあれ、近況をアップできることは何よりの幸せだと思うのだ。
おめでとうなんです。
まず、投稿できる人は、今生きているわけで、経済的にも文化的にも恵まれ、報告できる話題があるわけで、私個人の意見としては微笑ましいなと思うわけである。
(辛い闘病記を懸命にアップされている方は例外としても)
投稿出来ない人は、今そういう状況ではないわけで。
いとうあさこさんの「南イライラする」ではないが、PMSに入ったおばちゃんは「あ〜うつうつする」わけです。
治りかけの傷の鈍い痛みを感じながら、リハビリをしつつ、職探し。
こんな年だから、高収入で条件の良い仕事は年齢ではじかれる。
履歴書に向き合いながら、今後の不安が押し寄せてくる。
どこで間違ったんだか?
元々、不器用で口下手、人付き合いが苦手で恋愛と仕事を両立できず。
生活のため仕事に専念していたら、婚期を逃し。
一人が楽で一人でいたら、盆暮れ正月のイベントは孤独に苛まれ。
自分を変えなきゃと思い参加した自己啓発セミナーでは、「老後は貧乏孤独死ですよ〜!」と言われ、気にしない!気にしない!と思えば思うほど頭にこびりついて、不安をあおる始末。
「そだね〜」と思い、婚活を始めたら、子供が産めないおばちゃんには需要がないらしく、あともう少しで定年で〜す!というおじさま方しか紹介されない現実。
サービス業が長く、元々口下手なのもあり、職業柄聞き上手らしく、お陰様でそんなおじさま方からモテモテで選り取り見取りなのだが、残念なことに結婚対象に見えないのだ。
じゃあ、何に見える?
今まで、一生懸命働いて来られたのでしょう。
腰が曲がっていたり、腕が上がらなかったり、困ったことに介護対象に見えてしまうのだな〜、これが。
相手にもそう見えているかもしれないが、10才も年下だから、殿方はそう思わないだろう。
私とお見合いして、「子供は絶対ほしい」という強者もいらっしゃったな〜。
80才近くまで現役で働くのかしら〜、それともお金持ちなのかしら〜?と思ったけれど。
ごめんなさいしました。
エンディングノートを書いて、せめて相談相手は作らなくちゃ!と目標設定。
いつか近況報告できるようになれたら良いなぁ。